Hinata de Ringyo in Miyazaki
宮崎県西都市で育った静香さん。小さい頃は、自宅近くの公園や川で遊ぶとても活発な女の子。 中学からは本格的に陸上競技に取り組み、駅伝で県チャンピオンに。山口県で行われた全国大会に出場! 今振り返ると、小さい頃お母さんとマラソン大会に出場したことが、陸上に興味を持つきっかけだったかも・・・。
高校卒業後は、かねて興味のあった心理学を学ぶため、東京の大学へ。 学生時代は介護施設や飲食店などのバイトを経験。初めて社会に出た大学生活の中で、学業に加え多くのことを学んだ。
大学卒業後は地元で就職。数年経過した頃、仕事について考えることが増え、自然に触れ合う仕事をしてみたいという思いが募るように。 新しいチャレンジのための転職活動を始めたある日、林業就業ガイダンスの開催を知り、興味本位で参加。 ガイダンスでは「最新の林業事情」を学び、現場体験でも「林業機械が活躍する現状」を知ることに。そこで『なんとなく楽しそうな仕事』と感じたことがきっかけでこの世界へ。
そして2021年8月、晴れて株式会社SASAKI FORESTRYへ入社。入社のきっかけは、たまたまレモンの栽培を手がけているということを耳にしたこと。
林業と同時に農業にも興味を持っていた静香さんにとっては、それがとても魅力的に感じた。
入社後は造林班に所属し、下刈り・地拵え・ネット張り・植付けなどを経験。さすがに初年度の夏場の下刈りは大変で、体調を崩したこともあった。
また、体力的には男性に及ばないため、運搬作業や力仕事はどうしても効率が悪く、会社に貢献できていないことに悩んだことも。
しかし、2年目になったころ、数ヶ月前に植付けした場所の下刈りを行った際、たった数ヶ月間で想像以上に成長している苗を目の当たりにして、下刈りの大切さを実感。 作業の苦労だけでなく、これからも育てていきたいという新しい気持ちが芽生えた。
また、最近は「素材生産業務」の仕事も少しずつ学び始めている。 素材生産業務には欠かせない重機のオペレーション業務も、最初は不安だったが実際やってみると、体力勝負の「造林業務」に比べ、技術を身につければ、女性の私でも会社に貢献できるのではと感じるように。
最近はグラップルでの「はい積み作業*」のオペレーション技術を習得中。やっと、少しだけ会社に貢献できる場所を見つけられたかな?という今日この頃。
(*伐採した丸太を重機できれいに積み重ねる作業)
休みの日について聞いてみると、現在は実家で家族と犬1匹、猫8匹と楽しく暮らしているそうで、家にいることで心が癒されているらしい。
また、車に興味があるそうで、1年以上納車待ちのジムニーがもうすぐ手元に届くとのこと。 納車後はインターネットで見つけたパーツを買って、色々カスタマイズしたいという。
まだ林業2年目の静香さんですが、今後の目標を聞いてみると、「1年目は、とにかく目の前の仕事をこなすのに精一杯。これからは、少しでも会社に貢献できる存在になりたい。 また会社では、入社前に憧れたレモン栽培や、杉の苗の生産など幅広い事業を行なっているので、時には心が安らぐレモンの世話もしながら、楽しく仕事をしていきたい」そう語ってくれました。
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