南那珂森林組合
河野正信さん
日南市出身52歳

Hinata de Ringyo in Miyazaki

 日南市出身。成人した2人の子供と奥様との4人家族。現在は奥様と長男との3人暮らし。
幼少の頃は、水泳やサッカーなど色んなスポーツにチャレンジする勝気な少年時代を過ごす。

 地元の高校の建築科を卒業後、建築土木の仕事に就き長年従事してきたが、南那珂森林組合の「林業の仕事」の魅力を聞いたことがきっかけで、40歳の時この世界に飛び込む決意を。

 林業の仕事は、数十年単位の先を見据えた仕事。次の世代またその次の世代まで引き継いでいける仕事というスケール感に魅力を感じた。

 現在は間伐班の現場責任者として、5名程度の班を取りまとめる立場で業務に取り組んでいる。主にフェラーバンチャーを使い作業路を開設する作業を担当。

 一番最初に山を切り開く作業で、道無き道を進みながら行うため経験が必要な仕事。常に安全に気を遣い業務に取り組んでいる。
 責任者という立場で日々仕事をしているが、性格的にあまり苦労を感じたことはなく、常にポジティブに仕事に取り組んでいる。

 自分の担当作業において意識していることは、『単純に道を開設するだけでなく、後の工程で担当者が作業しやすいような道づくり』

 会社のスローガンに「未植栽地をなくす」とあるように、伐採するだけでなく植樹もすることで、豊かな森林づくりを行うことができるのは、この仕事の魅力の一つ。

 森林が豊かになることで、豊かな湧き水が田畑に流れ、それが海まで流れ、それぞれの環境を豊かにする。つまり農林水産業の原点であり、そう考えると林業には大きなやり甲斐と魅力を感じる。

 お休みの日の過ごし方を聞いてみたところ、「休みの日は、ゆっくり家でくつろぎながら日々の疲れを癒しています。奥さんの作った美味しい料理と、地元の芋焼酎を嗜むことが楽しみです」と話してくれました。

 

 

 林業の仕事は危険が伴う仕事のため、まず自分が事故を起こさないことは言うまでもなく、周りの作業員たちにも事故を起こさせないと言う意識を常に持って仕事に取リ組むことが大切。今後もこのことは、一番に注意しながら今後も林業を続けて行きたい。

 最後に一言。「現在の林業は、高性能林業機械を使った作業が主流となっています。そのため機械のオペレーション業務の比率が高くなっており、同時に操作性もかなり進化し使いやすいものになっていますので、若い方でも十分に活躍できる環境になっています。

 加えて高性能林業機械を使うことで事故も軽減され、より安全性の高い仕事ができるようになっています。

是非見学・体験してもらうことで、興味も湧くと思います」