Hinata de Ringyo in Miyazaki
小学生時代、下校時にゴミ拾いをしたり、字が上手くなりたくてノートにひたすら字を練習をしたり、とても真面目で几帳面な一面があったという康希さん。
スポーツ面でも小3からソフトボールを始め、高校まで野球を続けた頑張り屋さん。現在も地元の草野球チームに所属し野球を続けている。
地元の高校を卒業後に大手量販店へ就職。熊本で約8年勤務の後、地元五ヶ瀬町に戻りサービス業に就く。
その頃、親戚でもある現在の社長に声をかけられたことがきっかけとなり、帰省から約3年後の2024年3月、現在の会社へ入社。
サービス業からの転職だったこともあり不安もあったが、「日焼けもできて、筋トレにもなる」といった気楽な気持ちで、新たな林業生活がスタート。
1年目はわからないことばかり。言葉だけではなかなか理解ができず、一つ一つ実際作業をして理解をしていく毎日。伐採や造材をはじめ、下刈りや植付けなども経験。
夏場の下刈りは体力的には大変だった。一方伐採に関しては、狙ったところに倒れたり、受け口や切り口を確認してうまくいっていることを確認できた時などは、とてもやりがいを感じることができた。
入社後、すぐに国の就業支援制度「緑の雇用」の3年間研修に参加。これは新人林業就業者に、座学や実習でキャリアアップを支援してくれる制度で、研修期間内で実務に必要なほぼすべての資格を取得することができる。
また同じ時期に林業を始めた仲間たちが同期として研修を受けるため、お互いの仕事ぶりを確認しあったり情報共有ができる点もこの研修の楽しみの1つ。
2年目になる今年は、フォアーダの資格を取得予定。3年目にはグラップルなどの資格も取得できるため、今よりも仕事の幅が広がってくる。
林業を始めて1年が経過。がむしゃらに仕事に取り組んできた。ふと、「この木が建物や家具に使われているんだな」と感じたり、また会社の一員として、効率的に利益を出すためにも、「一つ一つの作業を丁寧に行い、少しでもきれいな状態で出荷しないといけない」といった気持ちが芽生えてきている。
今は、伐倒や道づくりなど全てリーダーの指示に基づいて作業しているが、ある程度は自分で見極められるようになることが当面の目標。将来的には、後輩たちに自分が指示をしていけるような立場になって、仕事を任せてもらえるようになりたい。
プライベートでは、7歳・5歳・0歳の可愛い盛りの三児のパパ。休みの日はもっぱら家族サービス。奥さんと5人で菊陽町のショッピングモールや公園などで楽しく時間を過ごし、仕事の疲れを癒している。
これから林業を目指す人へ。「林業は大変そうなイメージがあると思いますが、実際やってみると、達成感を感じることができたり仲間と楽しく仕事ができるところが魅力です。是非チャレンジしてみてください」
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