Hinata de Ringyo in Miyazaki

株式会社 イー・フォレスト

西谷彰二朗さん  延岡市出身 49歳 

 

 40代後半、園芸関係の職場から林業へ転身。自然の中で家族との時間を大切に過ごしたいという思いで、2025年4月現在の会社へ入社。

 転職を考えた当初、奥さんからは素人が林業へ転職することについて心配をされた。しかし、ハローワークでみやざき林業大学校の存在を知り、その存在を奥さんにも話したところ、林業の基礎をしっかり学べるならということで賛同を得ることができ、1年間の林業大学校への進学を決意。

 

 林業大学校で、座学・実習・インターンシップでの現場体験などを通じ、林業の基礎や生の現場を体感することができ、林業を仕事にする決心がついた。

 インターンシップでは、複数の県内林業会社で就業体験を行うことができる。そんな中、『ライフワークバランスが取りやすい』という点が決め手となりイー・フォレストへ就職。

 入社して約半年が経ち、少しずつ生活のリズムが作れるようになってきた。会社は主に再造林の業務が中心で、入社からこれまで、「地拵え」や「防護柵設置」、「植林」や「下刈り」の業務を経験。その合間に素材生産業務となる「伐採、造材」も経験。

 もともと園芸関係の仕事をしていたこともあり植物が好きなので、苗を植えたり、その苗が成長していく姿を見る事はとてもやり甲斐を感じる。一方で、体力的にはそれなりにきつい面はあるが、2〜3ヶ月で体がだいぶ慣れてきた。

 夏場はサマータイムが導入され、早ければ午後1時ごろには自宅に戻り、家族と一緒に過ごす時間が作れる。特に今、生後2ヶ月になる男の子がいるため、今の生活スタイルにはとても満足している。

 今年50歳を迎えるため、しっかりと林業の仕事を身に付けることを意識し、将来的には苗の生産などの分野もしっかり学んでいきたい。

最後にこれから林業を目指す方へ。「ある程度の年齢であっても、体力的にはやる気があれば乗り越えることができると思います。自然の中の仕事は、季節の移り変わりなどを感じることができる面白い仕事だと思いますので、興味がある方は是非チャレンジしてみて下さい」

「転職へのポイントとなった林業大学校では、林業の役割や実務をしっかり学ぶことができました。林業は森林を守り、豊富な自然環境を子供たちに残すとても奥が深い仕事。そういう意味でも、とてもやりがいのある仕事です」