Hinata de Ringyo in Miyazaki
美郷町西郷で生まれ育った小春さんは8人の兄弟姉妹の上から3番目。幼少期は、美郷の山や川で伸び伸びとを過ごす。
小学校から始めたソフトテニスでは、中学で県大会出場経験。スポーツ競技でも活躍。
社会人になり、介護職や直売所販売員などを経て、2022年4月に林業の世界へ。
美郷で育ち、家族が林業で仕事をしていることで林業には興味があったが、美郷町で女性山師が活躍していることを知り、父と弟が働く今の会社に入社することを決意。
入社後は、弟が指導員として基本的な仕事を指導。入社当初は仕事に必要な免許を持っていないため、木の径を測ってサイズごとに分けたり、先輩たちの補助的な仕事を行ってきた。
2か月後にはチェーンソーの資格を取り、その後重機免許取得。現在はグラップルとプロセッサーを操作することができるように。
1年経過した今、重機操作をする仕事が大半を占めてきた。少しずつ要領を得て、グラップルはうまく操作できるようになったが、プロセッサーは先端が安定しないため、まだまだ操作に苦労している。今は、「昨日できなかったことを今日必ずできるようになりたい」という思いを大切にしている。
これまでの林業生活を振り返ってもらって。「林業という男社会で、体力的に追いつけないところもありますが、重機操作が主な作業になってきた今では、操作に慣れれば男女関係なく会社に貢献できるのではと思います」「また、以前の介護職に携わっていた時に比べ、男性中心の社会ということもあり、人間関係に悩むこともなくストレスがなくなりました」
「以前従事していた介護職では、夜も仕事があり子供の世話などで家族に負担をかけることもありましたが、今は規則的な生活ができるので、家族や子供たちにも負担をかけることが少なくなりました」
「仕事に関しては、きれいに材を積むことができたときは達成感を感じ、楽しく作業ができています」
二人の子供を育てているため、土日休日条件で雇用してもらっている。そのため、週末は近くの公園などで子供と過ごしたり、たまに遠出して家族風呂で疲れを癒している。今は自分のことより、子供たちの成長を見守るのが一番。
今後の目標を一言!「少しずつ慣れてきた重機操作ですが、もっと使いこなせるように努力したいです。あと、状況に応じ、自分で判断しながら仕事が進められるように経験を積んでいきたい。そして、少しでも会社に貢献できるようになりたいです」
将来林業を目指す女性の方へのエールを!「この世界に飛び込んで感じたのは、最初は何をしていいのか戸惑いましたが、周りのサポートがあり想像したより作業はやりやすく感じました。仕事に必要な免許を取れば、毎日の仕事の中でどんどん覚えることができ操作技術も高まるので、やり甲斐や面白さも感じてくると思います」
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