自然を愛し、山を愛し、家族を愛す。


宮崎県五ヶ瀬町出身

宮崎智典さん(36歳) 


2021年度取材

 農業高校を卒業後、工場勤務、農業などを経験後、地元で安定した仕事をという思いで24歳の時、林業の世界へ。

 入社当時は右も左も分からないことばかりで、慣れるまでには2年程度はかかったという。当時はまだ架線集材の比率が高く、伐採・荷掛けなどの作業を行うことが多かったが、スイングヤーダなどの導入で、『簡易策張り集材』をすることが多くなり、仕事の内容も少しずつ変化。最近はプロセッサでの作業が中心となってきた。

 入社して11年が過ぎ、今ではフォレストリーダーの資格を持つ智典さん。現在は3名程度で構成される作業班の責任者。表情からもわかるように、優しい性格の智典さん。取材当日も、同じ班の後輩に優しい笑顔で接している姿がとても印象的。

 責任者として、大きな現場をやり遂げた時の爽快感がとても心地良く、やり甲斐を感じているという。

 プライベートでは、林業に従事する半年前に結婚。
 現在、12歳と9歳の子供を育てる。コロナ禍、家で過ごすことが多い日々、子供たちとは専らオンラインゲームを楽しんでいる。

 最近はあまり行かないそうだが、若い頃はよく夜釣りに出かけ、メジナ・アジ・チヌなどを釣り、仮眠程度で朝8時には仕事を始めるような生活だったらしい。

  これから林業を目指す方へ一言。「仕事に慣れるまでは苦労もあるでしょうが、基本的には大自然の中で1日を過ごせる仕事。自分のペースを把み、一つずつ積み重ねていく仕事ですので、安全に気をつけて取り組めば、とてもやりがいのある仕事です。ぜひ大自然の中で仕事がしたい方はチェレンジしてみてください!」