日之影町 抜屋林業(有)で働く緒方秀允さん41歳。 延岡市出身。
現在、延岡市内で奥様と長女、長男、次男と5人での生活。
高校は自動車科を卒業。卒業後は農機具メーカー、建設業を経験し、30代を直前にして林業の世界へ。
きっかけは、前職の建設業から林業に転職した先輩からの紹介。
そもそも人の多い職場より、自然と向き合う仕事を求めていたこともあって、林業への転職を決意。
転職後は比較的スムーズに仕事に馴染め、 入社5年目には班長として、現場を取り仕切る立場に。
現場作業を行いながらも、緑の雇用研修生などを指導するなど、人材育成にも貢献している。
今の現場は、日之影町分城の樅木尾地区の標高800mにある山峰。
約1ヶ月半の期間で、対象エリアで25%の間伐を行う。
間伐、集材、造林を5名の男たちで取り組んでおり、
その班長として日々奮闘中。
林業で12年目の緒方さんの趣味はチェンソーアート。
入社2~3年後、知り合いに誘われ、最初は付き合い程度で始めたが、
次第にその魅力に引き込まれ、九州を中心とした大会で優勝を勝ち取るほどに。
試合では原木(主にスギ材)を数時間で魅力的なオブジェへと仕上げる。
数種類のチェンソーを駆使し、一つの芸術品をフリーハンドで仕上げる。
感性が勝負の世界。
創設時から所属する『チェンソーアートレンジャー部隊』というクラブチーム に所属し、現在も第一線で活動中!
国内には世界的に活躍する方もおられるようで、今後も技に磨きをかけ、宮崎代表として是非、世界的に活躍して頂きたい!
そもそも幼少期から絵を描くことが得意だったようで、当時から現在の片鱗が伺えていたようです。まさに栴檀は双葉より芳し!
そして、嬉しいことにその才能は、幼少期から色んな作品で賞を受賞する中学1年生の次男にも引き継がれているようす。
そんな次男が、早くも「将来はお父さんのような山師になって、チェンソーアートもやってみたい!」と話してくれているそうです。
なんともお父さん冥利に尽きる言葉ですね!