美郷町の大自然のなかで
宮崎県美郷町出身
山本敢士さん (23歳)
自然豊かな美郷町でサッカーや陸上競技に励み、伸び伸びと少年時代を過ごした敢士さん。
中学時代には100mを11秒台で走った記録を持ち、県大会で上位入賞を果たしたというスポーツマン!
18歳で地元にある林業アカデミーに入学。そこで1年間林業を学び、現在勤める河内造林へ入社。幼少時に通ったサッカークラブのコーチが今の社長。そんな縁で今年5年目を迎える。
地元の美郷町は林業が身近にある仕事。父親も林業に従事しており、自然と林業の道を目指すことに。
1年目はさすがに新しいことばかりで慣れるのに精一杯。現場数を重ねるごとに、少しずつ自分の仕事を把握できるようになったという。
仕事もやっと慣れた20歳の時、地元で知り合った同じ年の彼女と結婚。翌年には男の子に恵まれ、公私共々幸せな暮らしを歩み始めることに。
会社での業務は、主に杉の伐採・搬出作業。入社当時はプロセッサーに乗った作業が多かったこともあり、今でも重機操作はとても楽しくやり甲斐も感じている。
ここ最近はトラックで材の運搬を行うことが多いことから、ネットでトラックに関する動画を見るのが趣味になったという。プライベートでも車が好きで、よく家族3人でドライブに出かけるらしい。
取材日の作業現場は、事務所からほど近い美郷町北郷地区。現場のほとんどは地元美郷町内。いつも事務所に7時に集合し、それから現場に移動。現場では休憩・昼休みなどをはさみ、16時に作業を終了し帰社。18時くらいには、隣町の日向市の自宅に帰宅するという毎日。
帰宅後は可愛い愛息子と一緒にお風呂に入り家族で夕食。可愛い盛りかと聞いてみると、やんちゃ盛りの息子に手を焼いているそう。
休日には、両親が住む美郷町の実家に立ち寄り、父親と林業について話をすることもあるそうで、とても両親想いの一面も見せてくれました。
これからは父親として家庭を守りながら、仕事の責任もより重くなるであろう敢士さん。今後の目標について聞いてみると、「この5年で林業を一通り経験できたが、もちろん完璧にはこなせていないので、一つ一つしっかりと経験を積み、確実に仕事がにこなせるように努力したい」と語ってくれました。
そんな23歳の若き優しい林業パパにエールを送ります。「家族のためにこれからも頑張って!」