(有)渕上林業 

地元の自然を愛する山遊びのプロ!

北岡和義さん  40歳


澄んだ水が流れる沢を渡り作業現場に向かう

自然とともに生きる綾町出身の北岡さん。 特に魚釣りはお気に入りで、幼少期は数時間かけて山に入り山女魚釣りに没頭。今でも休みの日は、山に入り自然の恵みを受けながら過ごす筋金入りの山遊びのプロ。

30歳までは造形物製作(陶芸)に関わる会社に勤務していたが、30歳代になり自然に関わる仕事を求め「林業の世界」へ。 きっかけは地元で行われた植林ボランティアへの参加。そこで現在勤務する渕上林業と出会うことに。

急斜面での下刈り作業

現在の仕事は10年目を迎えもはやベテランの域に。会社でも頼りになる存在。
取材当日は、国有林での下刈作業の日。 『造林』には欠かせないこの時期の下刈り作業。かなりの急斜面での作業はベテランならではの手際良さ! この時期はサマータイムで朝5時から昼の12時までの作業。 現在、6名程度の班をまとめる作業班長として、責任のある立場で日々仕事に取り組んでいる。

現場で見る夏の青空

休みの日は、奥様と2人の子供たちとともに、自然の中で釣りやキャンプなどを楽しんでいる。 また山好きの経験を生かし、PTA活動では、焚き火教室や川遊び体験などの講師を務めるほど!

写真左が北岡さん(右は会社の淵上取締役)

そんな自然を愛する北岡さんから林業について、 「高齢化が進み、若い人が地方に残りづらくなってますが、若者に山のすばらしさを知ってほしい。そして林業に興味を持ってほしいです。 それが林業を盛り上げるきっかけとなり、伐期を過ぎた杉が多く存在する現状を、是非若い人たちの力を借りて活性化させ、山を元気にしたい。 最後に、これからは少しずつ環境も整っていくことで、より安全な林業が実現できると思うので、是非林業にチャレンジしてほしいです」と笑顔で語ってくれました。