有限会社 蛯原木材工業 後藤拓也さん

宮崎に住み早20年。宮崎の自然とともに生きる優しい2児のパパ


長崎県壱岐市出身

後藤拓也さん (41歳)  


2021年度取材

 拓也さんは長崎県壱岐の島育ち。澄み切った海が眼下に広がる大自然の中、伸び伸びと子供時代を過ごす。走ることが好きだったこともあり、中学では陸上部とバレー部に入部。特に陸上部では長距離で活躍。高校は島内の普通科高校に進学。

 高校を卒業後は、宮崎産業経営大学法学部へ進学。順調に単位を取得し4年で無事卒業。卒業後は大学時代にバイトでお世話になった宮崎の土木関連会社に就職。そこで法面の吹付け塗装業務に従事。その後、ホテル業界を経て30歳手前で林業の世界へ。

 転職当時は、以前の土木作業で肉体労働を経験していたため体力的には対応できたが、重機操作は神経を使うため、慣れるまでは結構時間がかかったらしい。

 しかし、地道にできる単純作業が好きということで、夏場の下刈作業もさほど苦にならず、やり甲斐を感じながら作業しているとのこと。

 通常、就業時間は8時から17時。決まった時間内でその日にプランされた仕事をこなす。
仕事が終わると18時には清武町の自宅へ。夕食までの時間は、子供の宿題を見たり、子供と近くを散歩したり、余裕のある時間を過ごせている。  

 仕事に関するこだわりを聞いてみると、チェーンソーをはじめ、道具をメンテナンスしながら大事に使うことが好きとのこと。チェーンソーやハンマー、作業服なども自ら選び、自分なりにカスタマイズを楽しんでいる。

 

 休みの日は、9歳と4歳の子供たちとの時間を大切にしているそうで、 「子供たちと過ごすために休日をもらっているようなものです」と、とても家族を大切にしている拓也さん。

 宮崎に暮らして20年を過ぎた今、宮崎の印象を聞いてみると、「一番は人の良さ。打ち解けるととても親身になってくれる人が多い」。そんな印象を持っているそうです。

 職場でも仲間とのコミュニケーションは上手く取れており、また作業面での悩みや希望なども上司に相談できる環境があり、とても順調に仕事ができている。
今年度は、現場技能者育成推進事業『緑の雇用』のフォレストリーダー研修へ参加予定。リーダーの資格を取得すれば、より責任感を持って仕事に取り組むこととなる。 40代これからが勝負!