西米良の大自然の中で、自分らしく「林業」とともに生きる。
宮崎県西都市出身
酒井政利さん (35歳)
高校は情報ビジネス科を卒業。県内のキャノン部品工場へ就職。その後、ガソリンスタンド勤務を経て株式会社ハマテックへ。
林業への転職のきっかけは、前職のガソリンスタンドで、林業の重機用燃料を補給に行った際に味わった山仕事の臨場感。杉の倒れる音や重機が動く音などを体で感じ、林業への転職を真剣に考えることに。
そんな頃、友人からの求職情報を頼りに、現在の会社への転職が実現。会社のある西米良村で一人暮らしを始め、今年で5年目を迎える。
会社では林産部に所属し、素材生産業務に勤しむ。慣れるまではやはり体力的に厳しい部分もあり、足場の不安定な場所での作業などは特に息が抜けない!
入社後に経験する3年間の研修「緑の雇用」でひと通りの免許も取得し、転職前に感化された重機も今では巧みに操る毎日。その中でも特にプロセッサーでの作業は面白さを感じるそうで、楽しく仕事に取り組めているとのこと。重機で大きな杉の木をあっという間にカットする作業は、私たちが見ていてもとても小気味良い光景。
取材日は地元西米良の山頂での架線集材作業の日。信頼おける親方の指示に従い、後輩と一緒に今では珍しい架線集材の作業を着々とこなす。
ハマテックでの毎日は、朝7:30に現場に入り、17:00には現場作業を終了。規則的な毎日を送っているそんな政利さんの趣味は釣りと狩猟。 釣りは海釣り・川釣りともに大好きだそうで、仕事帰りに、近くの川でヤマメを釣り夕食にするなど、自然と共存しながらのスローライフを楽しんでいる。週末は海釣りに!同僚と二人で大分、鹿児島まで足を延ばすそうだ。
もうひとつの趣味の狩猟は、林業転職後に西米良で始めた新たな趣味。11月から2月くらいまでは、地元の狩り仲間たちと山の中でイノシシやシカを追っているそうで、都会では味わえない西米良ではの楽しみを見つけたようですが、 趣味に時間を使いすぎか未だ独身。 現在絶賛彼女募集中です!
最後に、今後の目標として、「尊敬する親方を目標に、楽しみながら永く長く林業を続けられるように努力していきたい」と話してくれました。