高千穂で林業と神楽を愛する優しいパパ
宮崎県高千穂町出身
甲斐匡祐さん (31歳)
奥様と子供2人の4人家族。高千穂高校卒業後に、木造建築の専門学校で大工仕事を学び、地元の工務店で大工の経験を積む。
20代も後半を迎え将来の不安を抱いていた頃、神楽仲間で地元の先輩でもある現在の取締役への相談がきっかけで山師に転職。その年、同期で渡部さん(現在25歳)と工藤さん(現在27歳)も入社。年齢の近い3人で切磋琢磨し、今年で丸3年を迎える。
同世代の仲間と、頼りがいのある上司にも支えられ、楽しく仕事ができているという甲斐さんだが、やはり1年目の夏場は、体力的な面で林業の厳しさを知ることに。しかしながら、2年目からは少しずつ慣れ、自分なりにやり甲斐を感じることができるようになったそう。
素材生産を事業とする会社での 甲斐さんの業務内容は、主に伐採と搬出作業。取材当日は、搬出のためのフォワーダーを使った作業。甲斐さんを始め同期二人も、今年が「緑の雇用」3年目。必要な資格も順調に取得。今では3人とも頼りになる存在へ成長。
甲斐さんの1日は早い。5時半起床。6時半には集合場所へ行き、7時半ごろからは現場で作業をスタート。大自然の中で伐採・搬出作業を行う。
現場での業務は16時半に終了。18時ごろには自宅に戻り、その後家族とゆっくり夕食。そんなゆったりとした時間を、毎日、高千穂の大自然の中で過ごしている。
特に趣味がないという甲斐さんだが、唯一の楽しみは2人の子供たちと遊ぶこと。週末には地元の川で水遊び。自身が中学・高校でサッカー経験者ということもあり、小2の長男には、近い将来サッカーをやらせたいという。
伐採するときの達成感・爽快感は何ものにも代えがたい瞬間だという甲斐さんに、これからの目標を聞いてみると、「今は、とにかく怪我をせず、会社の役に立つように心掛け、将来は班長を目指せるようがんばりたい」と語ってくれました。
高千穂町の山頂で働く甲斐匡祐さんのご紹介でした。