株式会社 吉田林産

会社の中心メンバーとして活躍する若干26歳。


宮崎県西都市出身

長友政貴さん (26歳)

 高校では調理科を専攻。3年間調理を学ぶが、卒業時に進路を大幅に修正。大工である父親の影響もあり技術系の専門学校へ進学。 木造科で2年間、大工・設備などの技術を学ぶ。

 卒業後は家具の製作を行う会社へ就職。県産材を使った椅子やベンチなどを約2年ほど製作する。一方仕事の傍ら、週末に山仕事のバイトも行っており、それがきっかけで現オーナーからの誘いを受け、現在の会社設立メンバーとして正式に林業の世界へ。

  26歳という若さの政貴さんも 入社してはや5年が経過。従業員も16名という企業に成長。 創立メンバーということもあり、 今では会社の中心メンバーとして活躍。

 取材日は、およそ800mのワイヤーを山頂まで張り、伐採した木を架線で下ろす作業を見学させてもらった。集材機を使ったワイヤーでの集材作業は、今ではなかなかお目にかかれなかい業務。見ごたえのある風景でした。

 現在はプロセッサー、グラップル、トラックといった重機操作が主な業務。特にトラックでの木材運搬が単純作業で好きという政貴さん。プロセッサーやグラップルでの作業はなかなか神経を使うようで大変とのこと。
 林業の魅力を聞いてみると、やはり大自然の中で仕事ができること。また、木に直接触れるので、命あるものの大切さが身にしみて感じられ、これが人間の生活の役に立つ商品になるんだという実感が湧いてくるそうです。

 普段の政貴さんのスケジュールは、7時前には現場に入り仕事開始。15時には業務を終えて帰宅。帰宅後は、現在5歳と1歳の子供たちの世話に追われている。加えて、生後6ヶ月の柴犬「れお君」も家族の仲間入り。現在、4人+1匹で幸せな生活を送っているそうです。

 これからのことについて聞いてみると、まだまだ半人前のため、まずはしっかりと仕事をマスターし、一人前の山師になりたいという。
 最後に、これから林業を目指す方へ一言。
「自然や木が好きな人はもちろん、外仕事が好きな人には楽しめる仕事だと思いますので、是非興味のある方はチャレンジしてください」